| イントレランス 出演: リリアン・ギッシュ, メイ・マーシュ, コンスタンス・タルマッジ 監督: D・W・グリフィス 形式: Black & White 字幕: 日本語 リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。) 画面サイズ: 1.33:1 ディスク枚数: 1 販売元: アイ・ヴィ・シー DVD発売日: 2003/06/20 時間: 162 分
in・tol・er・ance(#n-t#l##r-#ns) n. 1. The quality or condition of being intolerant; lack of tolerance. 2. Medicine. Extreme sensitivity or allergy to a drug, food, or other substance:*lactose intolerance.
[AHD3rd]
in・tol・er・ant(#n-t#l##r-#nt) adj. Not tolerant, especially: a. Unwilling to tolerate differences in opinions or beliefs, especially religious beliefs. b. Unable or unwilling to endure or support:*intolerant of interruptions. - in・tol#er・ant・ly adv.
[AHD3rd]
tol・er・ant(t#l##r-#nt) adj. 1. Inclined to tolerate the beliefs, practices, or traits of others; forbearing.→ SYNONYMS at broad-minded . 2. Able to withstand or endure an adverse environmental condition:*plants tolerant of extreme heat. [ French, tol#rant, from Latin, toler#ns, present participle of toler#re, to bear; see TOLERATE.] - tol#er・ant・ly adv.
[AHD3rd]
tol・er・ate(t#l##-r#t#) v. -tr. tol・er・at・ed, tol・er・at・ing, tol・er・ates. 1. To allow without prohibiting or opposing; permit. 2. To recognize and respect (the rights, beliefs, or practices of others). 3. To put up with; endure.→ SYNONYMS at bear1 . 4. Medicine. To have tolerance for (a substance or pathogen). [ Latin, toler#re, toler#t-, to bear; See tel#- in IER.] - tol#er・a#tive adj. - tol#er・a#tor n.
[AHD3rd]
こうしてみると、日本語訳の不寛容はまあまあ当たっているとはいえる。そうなると次に問題になるのは、intoleranceをタイトルとしたGriffithのコンセプトの適切さだ。
四つのエピソード、古代バビロンにおける宮殿襲撃、キリストの受刑、フランスの聖バーソロミューの虐殺、そして現代アメリカにおける殺人の誤審による死刑の適用、が含まれているが、不寛容という概念に適合するのはキリストとバーソロミューだけだろう。キリストについてはキリストの説く信仰を受容できなかった人々への非難が、バーソロミューにおいては新教を受容できなかったカソリックの人々への非難が含まれている。もちろんユダヤ教やローマ、カソリックを非難するのが目的ではなく、対立する教義を受容できない狭量さが非難されている。しかしバビロンの事例は単に征服の話であり、アメリカの事例は単なる誤審の例である。Griffithの考えていたのは、他人を征服しようとするような我欲、裁判という形で人を裁く越権さへの非難かもしれず、その意味で広義の不寛容ということはできなくはない。しかし、どうも不寛容というタイトルにはしっくりこないものがある。
複数の事例を細切れにして進めてゆく編集法は、複数のシナリオをつなぐために現代でも使われているが、この例のように、主題の広義な解釈にもとづく連続性だけを頼りにして断続的につなぐのはいささか不適切。Griffithとしては「いつの時代でも人間と言う奴のもっている不寛容という性質はあ」といいたかったのだろうが、四つは多すぎる。
それとトータル時間。3時間近い長さは苦痛。その間、ずっとピアノ伴奏を効かさせるのも苦痛。
演技指導は時代を感じさせて面白い物があるが、これだけ繰り返されるとこれまた苦痛。 | |