2010年07月27日(火)17:05
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BARAKA ★★★ 特にどうという内容ではなく70mmフィルムにうつされた世界各地の光景が順不同で編集されている。内容はないけれど綺麗は綺麗。
春のめざめ ★★★★ Alexander Petrovの作品。良いものだけど、興味深かったのは彼のインタビューと製作光景。
Ein Landarzt ★★★ 山村浩二の作品。カフカの世界を少し勘違いしていると思う。絵的には面白いけれど、カフカの不思議さは、当たり前の光景の中に含まれている不条理を描いたところにある。この作品は人の顔の変形にしろ、ともかく全編が異常な視覚効果に彩られていて、それではカフカの不条理が浮き立たないと思った。
Cybele ou Les Dimanches de Ville D'Avray ★★★★★ DVDを見た。昔見たのは大学生の頃。その後、VHSで見た記憶があるのだけど、それもはっきりしていない。ともかく昔のこと。 改めて見てみると最初の出会いのあたりは全く覚えていなかった。ともかく池のほとりの林のなかで二人が遊んでいる姿は覚えていた。おかしいのは最後のところ。記憶では、ガラス越しに彼がシベールにナイフをふりかざしているシルエットがうつり、それに警察が発砲するところがあったように思う。しかし今回のDVDではそれはなかった。ただ警察から彼を殺したという電話が入り、それから皆がかけつけて現場で死体をみつけ、シベールが叫ぶというだけだった。シルエットの部分、別になくてもいいのだけど、もし本当になかったとしたら僕の記憶が生み出したシーンなのだろう。僕としてはたしかに見たと思っていたのだが。 と思ってamazonにレビューを書いたら、他の人のレビューにそのことが書いてあった。記憶違いではなかった。 | | |