AC/DCのヤング一家がイギリスからオーストラリアに移住した頃の話を読んでいて、あいつら(英語を話す国の連中)はいいなあ。世界中のあちこちで英語が通じるって、彼らにとってなんてラクチンなことなんだろう、と改めて羨ましく思った。

だいたいにおいて学問の世界でも何でも英語が基本。それだけ歴史的にも彼らが優秀だったことを意味しているのだろうが、同時に世界征服の野望をもっていた大英帝国、そして今のアメリカの政治力もその背景にある。

ともかくその恩恵たるや僕ら日本語国の人間には想像できないほどのものだろう。最近は日本語を話せるガイジンも多くなってきたが、彼らと話しをしていると、母語で話しが通じる便利さを感じる。

英語でそこそこ不便を感じないようになった僕だが、やはり外国語であることに変わりはない。悔しさと羨望とを感じる。しかし世界支配というのはよろしくないから、その意味で日本語が世界で通じるようになる必要はない。ただ英語国の人間にいまひとつ、いや、もっともっとの謙虚さを望みたいだけだ。