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もじゃりんの日記

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2010年07月02日
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少し落ち着いてイランを思い出す

カテゴリ:カテゴリ未分類

今日は良く寝たのであたまもからだも快調。めちゃくちゃに良くねた。それでも、もうそろそろ寝る。まったく寝るに限る。

 

さて、イランの旅行。同居人はつまらんつまらん、もうイラン、などと言っていたが、僕的にはやはりそれなりに良かった。 もちろんネガティブな面も色々とあった。

・イスラムが過剰に押しつけがましく押し寄せてくるところ。まあ、そういうところに行くのだから、女性は肌をみせず、髪の毛もみせないとか、男も短パンはだめとかは仕方ないし、酒も御法度というのは仕方ないのだけど、こうした状況にすべての国民が納得しているわけではないこともたしか。 Nedaさんが死んでしまって一周忌。ああしたデモが起きるような国内事情もあり、それだからアメリカあたりは揺さぶりをかけてもいる。そりゃ、昔のイランはアメリカとべたべただったから、それを忘れられないというか、国内のユダヤ勢力(300人委員会が本当に実行力をもっているかどうか知らないが)の影響もあるのだろうけど。ともかく揺さぶればどうにかなると思ってることは確か。まあ、そんなアメリカだからアメリカ人の入国は許可されないという状況にもなっているのだろう。

・食事の貧弱さ。レストランでもホテルでもほとんど決まったメニューしかない。長米(それなりに匂いが特徴的だし、あのパサパサ感も悪くないのでDubaiの免税店で5Kgも買ってしまった)に小さいパックのバターをまぜる。上にサフランライスが乗っていることもある。それはそれでまだいい。しかし調味料というか香辛料というか、味付けが単調。テーブルには塩こしょうと一緒にかならず独自の香辛料(名前忘れたがバザールで大量買いしておいた)が出ているんだけど、それちょっとすっぱいような、あまり辛くないような、なんとも個性のない味。パキスタンの隣でありながらカレーはない。ケチャップもない。中濃ソースもウスターソースもない。マヨネーズ、あったかなあ・・。とにかく中華の好きな僕としては、別に中華でなくてもいいんだけど、味の多様性が少なすぎて奥行きがなさすぎて、これが一番つまらんかった。これは流通システムが完備していないからかもしれないけど、新鮮な魚介類もまったくなかった。だからテヘランに寿司屋は一軒しかないし、あまり人気もないそうだ。ラーメンも中華も外国料理といったらわずかなイタリア料理くらい。うーん、だな。もちろんアメリカ資本は入っていないからマクドもバーキンもない。コーラや煙草はアメリカものが入っているけど、これはどっかから闇で入ってきてるんじゃないかな。

・トイレ。あのホースでケツをあらうやつ。ホテルで試してみたけど、うまくいかない。紙で拭いてからならまだしも、あれだけ、というのはなあ・・。しかも町中のトイレだと、そのホースが下に落ちてたりして、却って不潔だろうという感じ。写真は一杯とってきたけど。ともかくそんなに洗いたいんならウォシュレットをどんどん導入しなはれ、といいたい。

 

ま、合わなかったのは以上の3点くらい。人間の基本生活に関わることだから、3つだけでも結構マイナスなんだけど、それ以外はまあまあか、なかなかだった。物価的には宝石なんかの高級嗜好品は高いけど、たとえば食事代は日本の6,7割の値段。その他の品物も日用品はそんな値段。高くはない。

 

あと、交通事情。これは運転したわけではないからいいんだけど、とにかく交通無視ははなはだしい。これは現体制に対するスサンだ人々の気持ちの結果だ、とガイドは言っていたけど、そうかなあ。ともかく赤信号でも人がわたってくる。動いている車の陰から急に人がでてくる。信号は少なくてロータリーが多いけど、そこでの割り込みのすごさ。ただ、日本みたいにギスギスしてない。みんな自己主張してブーブーならすけど、割り込ませるときはあっさり許してる。そのあたりの国民性は面白い。

 

そして遺跡。これはもう感動もの。ゾロアスターの塔に行ったときはあまりの暑さに登頂をあきらめたけど・・だって45度か50度くらいある熱気が鼻とのどを焼くのだ。地面の照り返しも凄いし・・ともかく良い。ペルセポリスは感動もの。まあ遺跡の好きでないひとにはガラクタかもしれないけど、とにかくとにかく感動。

 

総評としては、やはり良かった。一度は行っておいていいだろうな。さあ、次はチベットだ。 






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Last updated  2010年07月03日 00時53分26秒
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