子供のころ、地球が丸いという説明で、遠くから来る船を見ていてご覧、はじめに煙がみえて、次に煙突がみえて、それから船体が見えるから、という話があった。大嘘つきのコンコンチキめ。地球がそんなに小さいかってえんだ。
もうひとつ、房総のあたりに地球展望台というのがあって、そこに上ると地球の丸さが実感できますよ、という話があった。これまた大嘘つきのコンコンチキだ。たかだか地球展望台の高さで地球の丸さが実感できるものか。
他方で、地球がもしずーっと無限に続く平面だとしたら、地平線や水平線はどう見えるのだろうか、などと考えた。いや、答えは簡単、今よりもう少し上のほうに見えるかもしれないが、見回して見れば同じように丸く見えるはずだ。地球が丸くなくったって地平線や水平線がまーっすぐになっていたらどうするってば。そんなのあり得ないってば。
だから近似的に地平線や水平線は直線とみなしていい。少なくとも地平に視点を置くなら、という話だ。
そこからだんだん高く上ってゆけば、そりゃ地球は丸く見えてきます。人工衛星の高さまで行かなくとも、10,000mの高さの飛行機でも幾分は丸みを帯びてみえるように思う。
さて問題。地球が無限に続く平面だったとして、いまの人工衛星の高さまで上ったら地平線や水平線はどう見えるか。
答え。今僕らが見ている地平線や水平線と同じに見える・・はず。凹面だったら別だけどね。