沖永良部から「帰国」した。鹿児島県に含まれていても沖永良部と与論は琉球文化圏。そして琉球であることを誇りに思っているように感じられた。それにしてもの沖縄の米軍問題。駐留米軍に依存する部分のある経済システムではどうしようもないので、ともかく自立した産業を育てなければならない。そして日本から独立し、しかしながら日本とは、EU諸国のような関係になればよい。そして日本ではないのだからということで、日米協定には影響されず、したがって米軍を追い出すことができるだろう。
もちろんこんな簡単な甘い話でないことは分かってる。だけど人々の気持ちとして、そうありたいということもあるのではないだろうか。とにもかくにも、沖縄を犠牲にしてきた本土のあり方に対して反省を迫る必要があるし、本土の人間としても沖縄を現在も犠牲にしているという自覚を持つ必要があるだろう。
それにしても沖永良部の現地語の講演や演劇は聞いていてさっぱり分からなかった(^_^;)。でも独自の文化を持つのはいいことだと感じた。民族自立、民族自決、そういうことだと思う。日本人でないとは言わない。しかし民族的には異民族であると自他共に認めたほうがいい。そして琉球人としての誇りを持つべきだろう。
沖縄や石垣、そして沖永良部と、あのあたりを何回も訪問していると、何とかしたい気持ちになってくる。