もう後戻りはできない。正式に高齢者になってしまった。昔ならそれだけで賞賛と評価の対象になったものだったろうが、多くの人が高齢化するようになった現在ではそういうこともなく、下手をするとゴミ扱いをされる。年功序列を崩したのは僕らの世代だったし、そのおかげで随分と自由で楽な時代を過ごすこともできたが、いざ自分が高齢者になると、その付けがまわってきて苦労することになる。
何かして失敗すれば年寄りの冷や水と言われるだろうし、爺は引っ込んでろと思われがちだろうし、まあ碌なことはない。
それでも僕自信は相変わらずのペースでやっていくつもりでいる。現在活躍の中心になっている40から50代の人たちのやることも気にしながら、自分の道を進むしかない。 | |