昨夕、仕事帰りに海浜幕張のシネプレックスでToy Story 3を見た。今頃、今更の話なんだけど、映画館での3D体験は初めてだった。
まず眼鏡。重たい。それですぐにずり落ちてくる。幅が標準サイズのため、アタマのでかい僕にはフィットしない。困るぞこれは。指で支えながら見たけれど、後半はなぜかアタマにフィットしてきた。アタマが縮んできたのか・・ありえない、眼鏡が妥協して大きくなったのか。原因不明。ともあれ高価なものらしいし、品質が良かったのか、3Dの成立は実に見事。しかも画質を損なわない。暗くならない。色が変わらない。瞬時に3Dが成立した。
次に肝心の3D。あちこちに書いているように、輻輳と調節と矛盾した両眼視差による立体視はやはり疲れる。頭が痛くなってきた。目の奥も痛くなってきた。それで途中で目をつぶった。しかし後半に入ると、目が妥協してくれたのか、あまり不快感は強くなかった。しかし、面白いことに、それと同時に3Dであることの驚きや感動がなくなってきた。あたりまえに感じるようになってしまったのだ。
でも映画が終わったら頭の奥がジーンとしていた。やはり無理してるんだな、と思った。2時間程度が限界だろう。家庭のテレビでずっと眼鏡かけて立体視、なんてやはりあり得ないだろう。
さて、3Dをあたりまえに感じるようになったら、2Dの映画はものたりなく感じるだろうかと、帰宅してからDolce Vitaの続きをテレビで見た。しかし特に不満な印象はなかった。「こういうもの」という意識と感覚があるからだろうか。
ともかくあの眼鏡の購入を考えておこう。3DのBDは少しずつ出回るようになってきたから。