30代の後半、ソフト開発の仕事が過重でストレスが溜まりすぎ、週末になると熱海にいって、時には土日の両日ともボートで釣りをしていたことがあった。しかし残業が多くなると、熱海にはなかなか行けなくなった。代わりにビデオを借りてきて見る癖がついた。遅く帰宅して疲れているのに寝る時間を削って毎晩ビデオを見ていた。

最近の行動パターンは、残業はないけれど、自分で自分に設定した仕事が多すぎて、やはりストレス過剰になっているためか、なぜか寝る時間を削って毎晩DVDを見ている。今回は、仕事も映画も自己責任なので鬱憤の行き場がなく、ひたすら疲れている。馬鹿だ。そう思いながらも、映画を見る生活は止められない。スピルバーグに幻滅した後でアラン・レネを見てううっと思い、というような生活。成瀬はいいけど小津はいまひとつだな、などと思いながら、ついつい手がDVDに延びてしまう。

おかげで、今月のamazonの支払いはかなりのものになった。本来なら買いだめしてあるDVDを消化する筈だったのに、新たに買い増しもしてしまっている。馬鹿だ。

馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ。