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もじゃりんの日記
│<< 前へ │次へ >> │一覧│ コメントを書く│A Zed and Two Noughts ★★★
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白と黒、ギリシャ文字やアルファベット、双子、左右対称というキーワードはGreenawayの強迫的な性格を感じさせる。誕生と死と腐敗、進化、謎解きとしてのFermerといったものがでてきていて、それに色を添えている。必ずしもライナーノートに書いてあるような生と死が中心テーマではなく、これらの多彩なキーワード群を盛り込んだ、コテ盛り作品として見た。生命や進化について考えているようでも、映像から訴えかけてくるものが薄い。同じように動物(魚)の死体が腐敗していく様は、Bill Violaも撮っているが、彼の作品の方が生と死を真面目に捉えているように思う。Greenawayの場合は、これは趣味だな、と思った。 余計なことだけど、たぶん、本人としては人間の死体の変化を本当に撮影してみたかったに違いない。もしかしたらどこかのごちゃごちゃした国あたりで実際に撮っているのかもしれないが・・。それにしても字幕はいいかげん。38を40と訳したり、某NTほどではないにしても全体に超訳だった。
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