何冊か読んでみたけれど、皆中身は同じ。よくこれだけ同じような内容で何冊も書けるもんだ、また売れるもんだ、という驚きはあった。

そもそも何のために捨てるのか目的が書いていない。いきなり捨てることから始まっている。また明らかなゴミのレベルの話とそれなりに大切な側面のあるもののレベルの話を混ぜている。これを参考にして「捨てられました、ありがとう」という人がそれほどいるのだろうか。同じ著者の本に知力=疑う技術というのがあるけど、まず疑うべきは著者自身の主張ではないだろうか、などとすら思ってしまった。

フリマに出すとか言ったって暇な人はいいけど、そんな時間はもったいない。もっと効率的で有効にものを処分するノウハウが書いてあるのかと思ったけどそうでもない。

何が何でも捨ててシンプルライフになればいい、そういう強引さがちょっとというか、かなり気になった。ゴミはそれなりに捨てているのだけど、別宅にあるゴミの仕分けをする時間すらない自分にとっては、それよりも余計なものは買わないことに徹した方がいいと思えている。その意味では何冊も買った自分は・・、と思うのだが。